ファクタリング会社に登記委任状を要求される理由!
ファクタリングで登記委任状が求められる理由
違法なファクタリング会社からファクタリング(貸金)を受ける際に、多くの場合、会社の株式を担保に提供させられます。
これは、株式担保を実行することにより、会社の株式の所有権が、違法なファクタリング会社の所有権に移ってしまい、違法なファクタリング会社が、勝手に株主総会や取締役会を開催し、代表取締役及び取締役の登記を乗っ取ってしまうことができ、その結果、会社の資産を勝手に処分・換価するためです。
ですので、違法なファクタリング会社からファクタリング(貸金)をする場合は、多くの場合、登記委任状に対しても実印での押印が求められます。すぐに会社登記を変更し、会社を乗っ取り、会社の資産を処分・換価し、自分の債権を回収するためです。
非常にうまく仕組まれた違法なファクタリングですが、実質的に貸金であり、公序良俗に反し無効であり、不法原因給付であるとして、返済義務もないとの見解もあります。